■売れるということ■
お笑いにしろ、バンドにしろライヴまで来る様な熱心なファンというのは、社会的に見たら「イタい」訳です。
社会に順応しづらく、一ヶ月に1回くらいは必ず、死のうと、私なんて生きていても...と考える様な人も多いのです。
しかし、
「イタい」というのは悪いこととは限らず、それは真っ当な感性を持っていることの裏返しでもあります。
何の疑問も持たず、または持っても同調圧力に抗えず、阿呆のくせに大学まで行って、就職し、結婚して家庭を作って、子育て、教育に悩み、浮気を楽しみ、病気になったり、親を介護したり、家を建てたり、ローンを組んだりしているような昭和社会順応型の人間とは違うわけです。
平成10年生まれ以降はだいぶ様相が変わってきてイタい人間の割合が増えるかもしれませんが。
でも、面白いもんで「イタくない真っ当な社会順応型人間」にも「イタさ」はあるのです。
例えば私の親父なんてのは2代続けて医師です。
典型的な昭和の程々成功者のカテゴリーに入りそうなものですが、子供はあまりにも才能があり過ぎるため、心を壊し社会的に使い物になっていないような音楽家ですし、もう1人もいわゆる王道の様な人生からは程遠い訳です。
そうするとね、親父は「イタい自分」(人間としての本音の部分)をさらけ出してくる訳ですよ。
中島みゆきが好きとかね。
つまり、イタい馬鹿そうに見えるファン、オタクの様な定額所得者の客層だけがコアなファンとは限らないし、政治家やら、経済的に成功している経営者やアーティストの中の「イタさ」を突いて行けばそれは巨万の富を得るチャンスでもあるのです。
私みたいな極限までイタい人間はそもそも金(同調圧力の化身みたいなもの)に嫌悪感があるので、結局は儲からないんですけどね。
頭がいい人はやってみて下さい。
こんな時代でもゲームに家を買えるほど課金している人も居るのですから。
私が見た中では1ヶ月で500万をなんの迷いものくしょうもないゲームにつぎ込んでる人も居ます。