【女は女である】(1961)
Une femme est une femme
監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール
原案:ジュヌヴィエーヴ・クリュニー
製作総指揮:ジョルジュ・ド・ボールガールカルロ・ポンティ
出演:ジャン=クロード・ブリアリ、アンナ・カリーナ、ジャン=ポール・ベルモンド
音楽:ミシェル・ルグラン
「私は破廉恥な女ではないわ、ただの女よ」というラストの台詞から取られたとも思われる邦題が面白い。
当時のハリウッド巨匠達の大金をかけた名作映画に対するアンチとして、またオマージュとして作られたラブコメディ映画。
恐らくある程度、当時の映画に通暁していないと意味が分からない部分(中のジョークなど)もあるだろうが、元々がゴダールは「解りやすい映画」を撮ろうとはしていないのだから、そのまま雰囲気を楽しむだけでも充分である。
「シェルブールの雨傘」を書いた名匠ミシェル・ルグランの素晴らしいスコアと共に当時の凝り固まった映画界に、新風を吹き込んだ天才ゴダールの傑作の一つである。
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