2020年4月23日木曜日

『リディアン・トニック』のおはなし

スケールの切り取り方は色々とありますが、最も親しみやすい、Cメジャースケールを例に取ると、旋法としての中心は『ド』です。
しかし、この中で最も調性的に強い音、一番下に持ってきて安定する音は『ファ』です。

『ド』から完全五度上に重ねていくと『ファ』は#する必要がありますね。

バークリー・メソッドでもIVは『No Avoid』とされているのはその為です。本来はその理由を詳しく教えて欲しいのですが、それを解き明かしているものは中々見たことがありません。

そうなってるからそう覚えろ。で終わりです。

私は天邪鬼なので、そういうのは放置できません(笑)お父さんが言っているんだから正しいの!と何ら変わりがないですから。

理論的にというのもありますし、感覚的にも理解できるまで色々と試すことが大切です。
歌う、楽器を弾く、吹く。

ドに帰ってくるためにどうすればメジャーに聞こえるのか?反対にメジャースケールに見えて全くそう聞こえないフレージングをするにはどうしたら良いか?

そんなところから始めてみてください。

※リディアン・クロマティック・コンセプトでは、これを『Fリディアン・モードⅤ』と呼びます。

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