2018年6月23日土曜日

楽曲コンペ「作曲家不要の時代」

商業音楽を目指す人には希望を削ぐかもしれないが、今はいい音楽を書く人は求められていない。

ベテランで残っているのは、昔だったら出てこなかったような三線級の人達ばかり。彼らは粘りと適応力で保っている様なもの。

確かに「DAWの操作(打ち込み~MIX)」には長けているし、曲などはあっという間に作ってしまえるのだが、そこに心を揺さぶる様な音楽は皆無である。

不協和音も内声の繊細な動きも、ダイナミクスのあるミックスも排除した予定調和の塊のような音楽ははっきり言って音楽ではない。

ただ、音楽をやろうとしたら今の業界では生き残れない。

ノリと音圧と人工美で固められた騒音が求められていることを意識して作るか、一切商業音楽方面は見ないという選択肢もあるだろう。

今のプロと昔の、本物のプロは月とスッポンどころではない開きがある。
少なくとも音楽をしっかりやっている人間には分かる大きな劣化が起きていてそれは、まだ数年は続くのではなかろうか。

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